路地裏

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2023アドバンス環境 前半戦

 

多分だけどまとめてるところもそんなにないと思うので、記録的な意味も込めて。

自分が見て感じたことをベースに話すので、偏見も多分に含まれますがそんなもんだと思って楽しんでいってもらえれば。

 

 

 

 

Chapter.1

最強無敵の2強環境

 

殿堂発表もなく、新規カードでの環境変化も見込みづらいアドバンスでは半年以上同じデッキが活躍するなんてこともザラ。

早い話が、GP以降誰もガイアッシュ覇道&青黒ゼーロの2強環境を崩せないまま。

 

メタ抜きでの勝負を見込むのがあまりにも無謀な青黒ゼーロと、強制的なデッキパワー勝負を申し込んでくるガイアッシュ覇道の布陣が止まらないまま、恐らく殿堂までこの環境が崩れることもないのだろうと、この時点ではそう思われた。

 

 

 

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アドバンス環境最強のコントロール。コントロールでありながらミッドレンジとしても最強。

とにかく弱点らしい弱点がないというのが強みで、誰と戦っても平均点以上を叩き出す化け物。

 

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最速3キルかつ反撃の芽を残さない圧倒的なマジレス性能。あまり話題になっていないものの普通に禁忌級デッキと並べても一切遜色無い歴代最強クラスのソリティア

その強さは、純粋な出力勝負だけであればあの絶望の神にすら抗える程。

 

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警官を積んでとこしえを突破出来る、みたいなわかりやすさが受けてかゼーロより母数を伸ばしてた青黒DOOM

実際はゼーロもなんだかんだとこしえ突破出来るし、速度を犠牲にしすぎだし、メタがそこまで重いならそもそもガイアッシュ覇道使えばいいしでイマイチ存在理由が見えないデッキだった。

 

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ゼーロに明確に有利をつけられた数少ないデッキ。2強環境とは言ったけど実際は3強って言ってもよかったかも。

見た目より受けづらくて5Cなんかは上2つに勝てないわオービーは受からないわで死体蹴りされてた。

 

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この頃のアドバンスの代名詞。

ニンギョでドラグナー系を止めてとこしえで青黒系を止める、言いたいことはわかるんだけど結局誰にも有利をつけられていない。メタカードをただただ突っ込んだだけのフルコースはメタデッキではなくガラクタです。なまじキャディが刺さるからオービーには勝てたのがほんとに話をややこしくしてた。

 

なんかまあ、この辺のアドバンスはちょこちょこYouTuberにネタにされてた分彼等が紹介すればそのまま環境が動いていたりした。

 

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ゼーロの劣化。

遅い、脆い、受けられる。特に良いところもなく、ただ環境にいただけのデッキ。

 

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ネクストもこの頃から活躍。

とはいえこの頃はただの劣化ゼーロ。なんとなくゼーロのヤバさが伝わってきたと思う。オービーに勝てない山は全部ゼーロの劣化です。

 

出力の安定感そのものは間違いなくゼーロに次いでたし、仮に闇王ゼーロが殿堂したら青黒DOOMじゃなくてこっち使ってただろうな〜ってくらいには評価してた。

 

 

 

Chapter.2

絶望神、降臨。

 

そんな閉塞感漂うアドバンス環境に一筋の光、いや闇が。

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その日、これまでの環境全てが過去となった。

 

 

 

実際のところ2枚コンボの即死3キルが弱いはずもなく環境は一変。

もとより自身より速いソリティアにはやや苦戦する傾向にあったガイアッシュ覇道は別次元の速度を叩きつけられ完全に周回遅れ。

青黒系に関しても、DOOM型に関してはお株を完全に奪われる上位互換状態で、ゼーロはギリギリタイマンなら微有利をつけられるもののサガのせいで蔓延しきったメタに抗えるはずもなく巻き添えで死亡。

 

というかそもそも上のデッキがオービーのみを残して全滅。そんなに一気に変わってたまるか。

 

オリジナル環境からサガメタの筆頭格の青魔導具が参戦し、サガVSオービーVS青魔導具の構図のまま始まった最強位決定戦だが、結果は総取り狙いの万軍投が勝利。

サガがぶち開けた風穴によって環境は一変、アドバンスもオリジナルもなくとにかくコンボを封じるために様々なアプローチが模索された。

 

 

 

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この時点のサガはこんな感じ。

なんだかんだまだアポロとかに希望を見出している人もいたので、叩き潰すためのゾロスター蘇生。

それ以外はあんまりオリと変わらず。弱点も変わらずで、この時点のサガは墓地リセで止まるデッキだった。

 

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サガとオービー両方と戦える…ようにみえてCho絶無しでは別にオービーに有利でもなんでもないしCho絶積んでたら色終わりでラガン立てられないしで実はヤバいジレンマを抱えてた欠陥山。

今思えば、この頃からパルテノンに目をつけてれば結構良かった雰囲気がある。

 

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最強位を駆け抜けた万軍投デッキ。

サガに勝とうとするデッキ全般に強くて、この時点では頭一つ抜けて強かった感じがする。雑魚狩り性能も高いのがいい。よくねぇよ。

 

 

 

Chapter.3

最強王決定戦

 

最強位終了後行われた殿堂発表によって、イワシンとガルラガンザーク、ザロストが殿堂入り。

元よりギリギリの立場だった青魔導具はあっさり環境落ち、サガにも僅かながらのナーフが入る結果に。(ついでに青黒系が壊滅)

 

とはいえオリジナル環境で研究が進んだコダマダンス型がアドバンスにも輸入され墓地メタでのサガ対策に陰りが見え始める。

更には最強位決定戦以降研究が進んでいた赤黒バイクも環境入り。どちらにも対応しきれなかった万軍投はここで上位争いから脱落する。

 

そしてGPを機にサガ以外全てを滅ぼすモルトNEXTが参戦。環境はサガVSバイクVSNEXTの完全な三竦みへと突入する。

 

 

 

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一旦の完成を迎えたDOOM型。NEXTのボルバル8やガイフレアを止められるようにクロックを採用するのがアドバンス流。

ぶっちゃけこの辺で「あ、このデッキ多分止まらんわ」って大体の人が察したと思う。ループ関係なくバビロニアからDOOMを呼び出す姿はある意味僕らが見たかったもの。

 

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まさかの環境復帰を果たしたバイク。世紀末環境に立ち向かう姿はデイヤーと戦ってた頃を思い出して個人的にちょっとだけエモくなってた。

この時点ではバビロニア蘇生を止められてNEXTにも抗えるテスタロッサが好きだった。

 

隣の2人がイカれ過ぎててなんかローグデッキ耐性が低いとか言われてるけど、てかまあ実際そこそこの受け札を積めば誰でも勝てるくらいのバランスではあるけど、そんなに誰でも勝てるほどヤワなデッキはしてない。実際オリジナルから何かしら輸入しようとした時バイクの先3トリッパーが真っ先にマジレス飛ばしてくる。

 

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強デッキとしての立ち位置を確立したモルトNEXT。大体のデッキはAボタン押せば死ぬ。

 

ちなみに「なんでゼーロの劣化だったデッキがサガと組んでるの?」って疑問になるかもだけど、個人的にはサガってゼーロよりもガイアッシュ覇道寄りのデッキだと思ってます。自分から仕掛けても強いけど後出しジャンケンで補強する側に回っても強いオールマイティさが、コントロール性を感じてしまう。(特に晩餐型になってからはこのイメージが顕著になる)

 

そうなれば、まあガイアッシュ覇道に組ませるのはゼーロなんだからサガとNEXTが仲良くするのだってなんら不思議ではないわけです。

 

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万軍投が消えてからしれっと環境に戻ってきた5C。別にNEXT受からんが??

お清めメイン初動ならGRチャージャー積んだ方が綺麗だったかな〜って思う。GRは軽量ドライブで固めてもいいかも。

 

ちなみに自分がもし使うなら、お清めスタートでどこにとこしえ引っ付けるのか一切わからないからミラクル4にする。

 

 

 

Chapter.4

復権と失墜

 

あまりにも隙のない3強環境が続くが、そこに待ったをかけるものが1人。緑単オービーメイカー参戦。

実際サガの警官以外には相性が良く、サガを強引に止めるかぼちゃを投入して環境に適応。

 

 

 

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本筋のオービーアグロ以外にかぼちゃ置きでの妨害の線も用意することで警官をケア。

実際のところサガにとんでもなく勝つってよりは、どちらかと言えば「ネクに勝ててサガにも負けない」くらいの温度だった感じはする。まあどちらにせよ優秀。

 

 

 

と、思いきや。

5/20、サガは新たな世界へ。

 

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ドアノッカの登場により、本格的に晩餐型へ移行。オリジナル環境から赤単を消し飛ばしたこのカードだが、アドバンスにおいてもその効果は絶大。

審問と開けるかを組み合わせてとにかくオービーの着地ターンをズラし続けてパーフェクトジョーカーズやダークネス等の1:2交換カードまで繋げるという動きがあまりにも強烈で、あっという間にオービーとの有利不利が逆転。かぼちゃは3コスだが所詮パワーはただの4000というわけ。

 

バイクに対してもドアノッカは有効なトリガーになりやすく、本当に無駄がない。危惧されていたガイフレアの受けもGRを工夫することである程度克服し、本格的なサガ無双が始まった。

 

 

 

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なりふり構ってる場合じゃ無くなってきたのがこの辺。パルテノンじゃないともうサガは抑えきれない。

実際パルテノン5点したらちゃんとサガに勝てるのはマジですごいところ。まだまだ抗うつもりでいるらしい。

ちなむと別にパルテノン無かったとしても、オービーではバイクのワンショットを止められなかったり先攻トリッパーは無理だったりと結構普通に勝負になる。

 

 

 

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なんだか一気に胡散臭くなってしまったワニさん。リツイーギョが哀愁漂う。パワーは7000。

サガに勝てるかよくわかんなくなったのにバイクのパルテノンで死体蹴り。1人で負けすぎだろ。

てかリツイーギョって改名届出さなくていいのかな。

 

 

 

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インフェル星樹がカッコ良くなった。

 

 

 

Chapter.5

終焉。

 

夏のEXパックは強いという例に漏れず、今年のビクトリーBESTにも即戦力級のカードが多数収録。

 

中でもアドバンスにおいて特に大きかったトピックスと言えば、「オレの勝利だオフコース!」の収録。いよいよNEXTにも対抗手段を持たれてオービーは完全消滅。

 

結果的にこうなったら一番得するのはサガ。誰もサガを止められないまま、環境は終わりを告げることとなった。

 

 

 

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いよいよ最終形態。

オリと比べて審問を複数回通したい相手が少ないこと、雑魚は大体NEXTが片付けてくれること、ループパーツ兼初動の龍獄殺によってフィニッシュへの枠が色々浮いていることなどから、本来メタの対象のはずなTier1にも関わらず何故か枠が余りまくる事態に。オリでは「枠が〜」とか言われまくってるキューブリックだって楽々積めるしそれでもまだ余ってる。何が起きてるの?

 

ここまでくると本当に何をさせても強い。そもそもペディアが3点だから顔行っても強い。天掴まんとするチャージャーも結構オススメでした。

 

 

 

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久々のDOOM型。キーナリーが強すぎてシャコ抜けちゃった。お前はお前で何を言ってるんだよ。

 

ドアノッカの投入以降青が足りずに使い勝手が悪かった(けどないとガイアッシュで詰んでしまう)キューブリックを、ちゃんとガイアッシュ突破可能な神にも届く歌声にアップデート出来たのもいい強化点。マナが伸びるDOOM型ならループインにも一役買ってくれる。

 

実際のところバイクがきっちり強かったアドバンスではパルテノンウサブレラを無視しやすいこちらの型にも一定の強みを見出すことはでき、オリジナル程晩餐絶対正義の環境にはならなかった印象がある。

 

 

 

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サガとのダークネス撃ち合いを制するべく、こちらも最終兵器ダークネスを採用。結果的に晩餐型にリソースゲームを申し込むことが可能になった。ダークネスからSA出るってすげーんだ。

 

しれっと流してたけど、オリの青魔の惨状やらを見てるとしっかり最後までサガに食らいついたこの山、実は結構ヤバいことをしていた疑惑がある。マジで禁忌級デッキにはバイクで立ち向かう流れ出来ちゃったじゃん。

 

 

 

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史上最強のオービー殲滅兵器を得てしまったNEXT。

とはいえあまりの刺さり方からオービーが環境から撤退。

 

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もうええて。

別に使い回してるわけじゃありません。そのためにちゃんとバージョン更新してる。

なぜ離れのリリース以降幾つかのオリジナル山がアドバンスに流入されかけてきたものの、1人残らずNEXTが撃ち落とした。サガが枠余ってるとかほざいてる理由、まあまあコイツが悪い。

 

結果的にこれが最もNEXTの強さを引き出せるって訳です。果たしてサガ亡き後、どうなることやら。

 

 

 

そして…

 

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戦いは、次のステージへ。

 

 

 

 

☆今日の一曲

OUR P13CES!!! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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